今年の夏の熱中症のメカニズムを知っておこう!
2016/09/03
暑い日が続きますね・・・。
東京練馬に治療院を開院していますが、部屋が南向きのせいか、午後はクーラーが全然効きません・・・。
暑い日に多いのが熱中症で、救急搬送なんてTVのニュースで良くみます。
そうならない為の・・・。
今年の夏の熱中症対策をしましょう!
熱中症はどのようにして起こるのか?
熱中症を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられます。
「環境」の要因は、気温が高い、湿度が高い、風が弱いなどがあります。
「からだ」の要因は、激しい労働や運動によって体内に著しい熱が生じたり、暑い環境に体が十分に対応できないことなどがあります。
その結果、熱中症を引き起こす可能性があります。
皆さんも、ご注意ください。
人間の身体は、平常時は体温が上がっても汗や皮膚温度が上昇することで体温が外へ逃げる仕組みとなっており、体温調節が自然と行われます!
熱中症になるメカニズムとは?
環境や社会の変化にともない、近年ニュースなどでよく見聞きするようになった熱中症!
熱中症は、夏の強い日射しの下で激しい運動や作業をする時だけでなく、身体が暑さに慣れない
梅雨明けの時期にも起こります。
屋外だけでなく、高温多湿の室内で過ごしている時にも、熱中症はみられます。
症状が深刻なときは命に関わることもあります!
正しい知識があれば予防することができます。熱中症を知り、自分でできる熱中症対策を心がけましょう!
水分補給をしっかりと!
一般的に、人は1日約2.5Lを体内から失います(尿:約1,500ml、不感蒸泄※:約900ml、便:約100ml)。夏場は汗をかく分、意識して水分の摂取を心がける必要があります。
※ 呼気や皮膚から失われる水分
水分補給として一度に大量の水を摂取すると、かえって体内の電解質バランスを崩して体調不良を引き起こしてしまいます。
飲む量は、かいた汗の量を目安にし、汗で失われる塩分(ナトリウム)もきちんと補給しましょう。
水だけじゃダメ!塩分(ナトリウム)を補給!
大量に汗をかいた時には、発汗量に見合った量の水を飲めないことが昔から知られており、これを「自発的脱水」と呼んでいます。この「自発的脱水」とは、水だけを飲むと 血液のナトリウム濃度が下がり、水が飲めなくなってしまう状態であることが明らかになってきました。
私たちの身体には、ほぼ0.9%のナトリウムを含んだ血液が循環しています。
また汗をかいた肌をなめると塩辛い味がすることからわかるように、汗にはナトリウムが含まれています。
大量に汗をかいてナトリウムが失われたとき、水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が薄まり、これ以上ナトリウム濃度を下げないために水を飲む気持ちがなくなります。
同時に余分な水分を尿として排泄します。
この状態になると汗をかく前の体液の量を回復できなくなり、運動能力が低下し、体温が上昇して熱中症の原因となるわけです!
塩分(ナトリウム)と糖分?を含んだ水分補給を心がける!
熱中症予防の水分補給として、日本体育協会では、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。特に1時間以上運動をする時は4~8%の糖質を含んだものを摂取しましょう。
冷えたイオン飲料や経口補水液の利用が手軽ですが、自分で調製するには1リットルの水、ティースプーン半分の食塩(2g)と角砂糖を好みに応じて数個溶かしてつくることもできます。
長時間運動を続ける場合には、ナトリウム濃度をやや高くすることが必要です!
トライアスロンなど長時間の運動では、血液のナトリウム濃度が低下して、熱けいれんが起こることが報告されています。
糖を含んだ飲料が推奨される理由としては、腸管での水分吸収を促進することが挙げられます。
主要な糖であるブドウ糖は、腸管内でナトリウムが同時にあると速やかに吸収されます。
そしてそれらに引っ張られ水分も吸収されるというのがそのメカニズムです!
皆さんの健康をお祈りしています!
では、また!
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カイロの治療院をやっています。
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